彷書月刊 バックナンバー [新着ごあんない(本)]
【彷書(ほうしょ)月刊 バックナンバーご案内】
『彷書(ほうしょ)月刊』は古書店主さんたちが立ちあげ、古書店によって創られた、古書店や古書を好きな人のための雑誌。でした。ニュースで伝えられ、御存じの方も多いのですが、今年、通巻300号の10月号で休刊となりました。
いつもは新刊書店を行き来していて、ブックオフあたりで在庫があったら本を買う。そのような感じの普段の生活には、ちょっと縁遠いかもしれない、場所とその雑誌。それに、おそらくは新刊書店でもあまり普段は足を運ばないところにひっそりと棚にささっている、そんな感じの雑誌です。
本当はだれしも、「ほんもの」に触れ、自分が「ほんもの」を知っている人間でありたいと思っているのに、なかなかその道は険しいと思われていたり、めんどくさいところにあるようで、道の途中で挫折したりします。つい、ちょっとした自己肯定してみたりして、慰めてしまう。「自分、よくやった!」とか。
そんなぐうたらなわたしでも、ひょっとして、ある日突然にそうならないもんかな?と秘かに願ってみるけれど、当たり前のようにそういうことはおこりません。世の中、うまくできているもんです。
昔、毎日のように図書館に通っていたころ。江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」に夢中になりました。どうにも1日1冊の千本ノック読書が好ましいサイクルとなり、今でも楽しかった思い出のランキング上位です。それでも終わりはあるもので、シリーズ最終巻後、燃え尽き、何もすることがないし読むものもなく、「大人向けの」江戸川乱歩を手にしたとき、何が書かれてあるのかもよくわからず、ついには1日では読み終わらないことに、ピンとしていた心の糸がダルダルに伸びきって、結局、返却したのが一ヶ月後。
「ん~やっぱり、難しいと思ったよ~」の図書館司書の方の慰めにも似たねぎらいの言葉。なのに、か~っと赤くなり、「え?やっぱり?難しかったのか!なんで!?借りるとき言ってくれなんだ!」と心の中で逆ギレするような拗ねた小学生でした。なんか、借りたとき言われた気もするんですけどね。
って、なんの話をしていたんでしたっけ・・・ああ。そうです。なにを言いたいかと言えば、
とはいえ、それでも本を読むことを継続していたということは、そうしたことの強弱のカンフル剤がよかったのではないか?ってこと。よく言われる「ほんもの」なら、老若男女誰が見ても楽しくよいと思えるものだ、とか、いいもの絶対論ってあるけど、そこにたどり着くまでが大変だし、運とか縁ってのもあるんじゃないか?と思ったりします。
わからなくてもいいじゃん!人間だもの。
でも、知りたいじゃん!人間だもの。
ということで、やや良く分からないシメの文章ですみません。
お取り引きしているリコシェさんから、バックナンバーフェアのご提案をいただきました。
フェア中セット販売のものもございまして、そちらをまとめてお買い上げいただくと、30%OFF価格でのご販売となります。
また、『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』を刊行されたばかりで、先日、惜しまれつつお亡くなりになられました黒岩比佐子さんの追悼番組がUSTで公開されるとのこと。
こちらもどうぞ▽
「はね飛び舎」UATREAM企画
「本の現場シリーズ 緊急追悼番組
*11月20日(土)午後7時
*ベストセレクトフェアはたくさんあるのですが、当店でオフセットになるものは2点です。
林哲夫セレクト
「出版っておもしろい」
・「とある出版社の足おと」2002/3月号
・「PR誌の向こう側」2003/7月号
・「印刷記」2004/9月号
*セット価格:5冊 3255円
林哲夫セレクト
「珍 サークルがいっぱい」
・「嬉嬉会会」2004/5月号
・「ここにわれらは集いけり鎌倉アカデミアの四年半」2004/6月号
・「町の五・七・五」2005/6月号
・「アドニスの杯」2006/3月号
・「美学校のあれから十年」2009/9月号
*セット価格:5冊 3255円
リコシェさんからいただきました、セレクトリストもご用意しています。
是非、これを機に、1冊でも
「あ、案外、面白いじゃん」からの、「ほんもの」を見つける旅へ。
『彷書(ほうしょ)月刊』は古書店主さんたちが立ちあげ、古書店によって創られた、古書店や古書を好きな人のための雑誌。でした。ニュースで伝えられ、御存じの方も多いのですが、今年、通巻300号の10月号で休刊となりました。
いつもは新刊書店を行き来していて、ブックオフあたりで在庫があったら本を買う。そのような感じの普段の生活には、ちょっと縁遠いかもしれない、場所とその雑誌。それに、おそらくは新刊書店でもあまり普段は足を運ばないところにひっそりと棚にささっている、そんな感じの雑誌です。
本当はだれしも、「ほんもの」に触れ、自分が「ほんもの」を知っている人間でありたいと思っているのに、なかなかその道は険しいと思われていたり、めんどくさいところにあるようで、道の途中で挫折したりします。つい、ちょっとした自己肯定してみたりして、慰めてしまう。「自分、よくやった!」とか。
そんなぐうたらなわたしでも、ひょっとして、ある日突然にそうならないもんかな?と秘かに願ってみるけれど、当たり前のようにそういうことはおこりません。世の中、うまくできているもんです。
昔、毎日のように図書館に通っていたころ。江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」に夢中になりました。どうにも1日1冊の千本ノック読書が好ましいサイクルとなり、今でも楽しかった思い出のランキング上位です。それでも終わりはあるもので、シリーズ最終巻後、燃え尽き、何もすることがないし読むものもなく、「大人向けの」江戸川乱歩を手にしたとき、何が書かれてあるのかもよくわからず、ついには1日では読み終わらないことに、ピンとしていた心の糸がダルダルに伸びきって、結局、返却したのが一ヶ月後。
「ん~やっぱり、難しいと思ったよ~」の図書館司書の方の慰めにも似たねぎらいの言葉。なのに、か~っと赤くなり、「え?やっぱり?難しかったのか!なんで!?借りるとき言ってくれなんだ!」と心の中で逆ギレするような拗ねた小学生でした。なんか、借りたとき言われた気もするんですけどね。
って、なんの話をしていたんでしたっけ・・・ああ。そうです。なにを言いたいかと言えば、
とはいえ、それでも本を読むことを継続していたということは、そうしたことの強弱のカンフル剤がよかったのではないか?ってこと。よく言われる「ほんもの」なら、老若男女誰が見ても楽しくよいと思えるものだ、とか、いいもの絶対論ってあるけど、そこにたどり着くまでが大変だし、運とか縁ってのもあるんじゃないか?と思ったりします。
わからなくてもいいじゃん!人間だもの。
でも、知りたいじゃん!人間だもの。
ということで、やや良く分からないシメの文章ですみません。
お取り引きしているリコシェさんから、バックナンバーフェアのご提案をいただきました。
フェア中セット販売のものもございまして、そちらをまとめてお買い上げいただくと、30%OFF価格でのご販売となります。
また、『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』を刊行されたばかりで、先日、惜しまれつつお亡くなりになられました黒岩比佐子さんの追悼番組がUSTで公開されるとのこと。
こちらもどうぞ▽
「はね飛び舎」UATREAM企画
「本の現場シリーズ 緊急追悼番組
*11月20日(土)午後7時
*ベストセレクトフェアはたくさんあるのですが、当店でオフセットになるものは2点です。
林哲夫セレクト
「出版っておもしろい」
・「とある出版社の足おと」2002/3月号
・「PR誌の向こう側」2003/7月号
・「印刷記」2004/9月号
*セット価格:5冊 3255円
林哲夫セレクト
「珍 サークルがいっぱい」
・「嬉嬉会会」2004/5月号
・「ここにわれらは集いけり鎌倉アカデミアの四年半」2004/6月号
・「町の五・七・五」2005/6月号
・「アドニスの杯」2006/3月号
・「美学校のあれから十年」2009/9月号
*セット価格:5冊 3255円
リコシェさんからいただきました、セレクトリストもご用意しています。
是非、これを機に、1冊でも
「あ、案外、面白いじゃん」からの、「ほんもの」を見つける旅へ。
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