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買取お休みのお知らせ [店舗情報]

買取お休みのお知らせ

今月7月末までで、8月以降御客さまからのお買取をお休みさせていただきます。

CIMG5343.JPG当店は開店時からお客様からも不要になったご本をお譲りいただいておりました。

新刊しか見ていなかった世界から、いくら好きとはいえ、いきなり古書の買取だなんてと、お客さまから見たらどう思うのだろうと、おそるおそる掲げてみたわけですが、思いのほか当初からお声かけをいただき、本当にうれしく思いました。同じく新刊の世界しか見ていない人たちからも応援の声と本を添えていただき、時には、こちらが腰が引けるようなものをお譲りいただくようなこともありました。

もちろん御近所の方から、1冊手にしてご来店されてお買い上げのものかと本をみたら、どうも店のものとは違うので、伺うと「違う!買取だって!」と言われて赤面したりすることもありました。出張買取でそんなに冊数をいただいたわけではないのに、いざ、東京の坂は険しく、いかなる季節でも厳しく、何度か死ぬ思いもしました。

お客様の本を次のお客様への橋渡しをしている作業は楽しく、お客様に買取のお値段を言う時はいつも緊張しますし、さらに店頭で値段をつける時もとてもいい緊張感があって、古書を扱う方がついつい続けてしまう気持ちがわかるような気がします。というと、1年ちょっとでなにがわかるかと言われてしまいそうです。

毎日が楽しくなくとも、新刊書店で働いた人なら誰しも感じることだと思いますが、新刊の荷物が来るとすべてがふっとび、新しい本を箱から取りだすのに夢中になります。その瞬間があるからこそ、やっていられるようなもの。そして売れていくと「そうでしょう」と、自分が手塩にかけた本が巣立っていく姿を嬉しく見守るのです。似たようなことが古書の世界にもあるのだと、このお店を初めて解りました。

見たこともない過去のものとの出会い、こんなのがあったなんて!気づかずにいたんだ!と、キリキリする思いもあります。このキリキリはわたしだけではないはず。本は過去と未来をつなぐものだなと実感します。

ただ、それよりももっと新しい才能や見たこともない、普通じゃちょっと理解しにくいものだけど、きっと心動かされるはずというものを追いかけたいからこその、お店だったということを思い出し、あえてお休みをすることにしました。

もちろん、古書は今後も扱います!

ということで。

f0194059_20193173[1].jpg上の写真は、今週の土曜に行われる、

 第11回 鬼子母神通り みちくさ市 
7月23日(土) 14:00~18:00頃
(毎年7月は鬼子母神の盆踊りにあてて土曜に行っております)
みちくさ市用の均一本を準備中。

晴れると嬉しいですが、
季節柄、熱中症にも気をつけてお越し下さい。


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