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酉の市 2011 [ひぐらし硯 日々のこと]

雑司が谷には、鬼子母神だけではなく、その近くに大鳥神社という神社があります。手創り市では、そちらの会場も使用されておりますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

手創り市だけではなく、大鳥神社は、毎年「酉の市」が開かれております。
昨年の様子はこちらからもご覧いただけます

酉の市というのは、11月の酉の日に夜店が出、そこでおもいおもいの熊手を買い、一年の商売繁盛をお願いするのです。一年おきに酉の日が3回あり、今年はその三の酉がある年です。酉の日が三回ある年は火事が多いというので、火の用心のシールなども貼られるようです。多くの方は、毎年いらしているからか、とっても大きな熊手を購入されていきます。

熊手のサイズはピンキリで、いや、ピンはだいたい決まっているのですが、キリはあってないようなものです。だからといって、どこまで?と心配なさる方は多いかと思いますが、値段を「まける」とは言いますが、縁起モノなので「下げる」という言葉は熊手商の方々は使わないのです。なので常連さんは値段交渉や熊手の中の小物などをめいめいつけ足したりと、カスタマイズもしたりして、早くあんな風になってみたいものだと思います。値段が決まると購入、その場の人々がそろって三本締めをします。締めのあとはスッキリと、いままでの厄も落ちたか?と思うくらい。

昨年は、ひぐらし文庫初めての酉の市。一番小さめのものでおかめの顔がかわいらしいものを選びました。
本当に小さなサイズでしたが、わめぞのメンバーの方々とちょうど鉢合わせ、そんなサイズでは普通三本締めなどしないのですが、メンバーが熊手商の方に軽くお願いをし、恥ずかしながら小さな割にはものすごく盛大な三本締めをしていただきました。

今年の熊手をどうしよう、11月に入ってからはその考えが大きくなっておりました。そんなにジャンプアップな年でもなく、羽振りのいいことなど一つもなく、元よりそんな振る袖なども生まれたときからいただいてもおりませんので、昨年よりも1円くらい高いって感じでもう十分なのです。大鳥神社についてみれば、なんと旅猫雑貨店さんが。そして、武藤さんが。やはり、昨年同様近所のおなじみなのですから、会うのは当然というか必然?というか。

CIMG5738.JPG酉の市上級者の旅猫さんが、大鳥神社の熊手を買うとお祓いもしてもらえるしお神酒ももらえ、さらには抽選で小判も当たるかも?!と言われ、昨年は尻込みしておりましたが、ここはやってみようじゃないの!と挑戦。

熊手を購入したあとに、本殿に入り、宮司さんからお祓いしていただいた後、玉串を奉納して二礼二拍手一礼で、巫女さんからお神酒をいただきます。これで終了。

玉串とは榊の枝に紙垂(シデ)をつけたものです。神社や神棚があるおうちでは見たことがある方もいらっしゃると思います。神前には二段の棚あり、玉串をこの棚の上にとの宮司さんの言葉そのままに、台に乗せたのはいいのですが、わたしは玉串が多く乗っている台ではなく、熊手の横に置いてしまいました。「ちがいます。玉串が沢山ある台のほうです」とやんわり訂正され、普通の人なら当然そう考えるだろうことに頭が回らず、恥ずかしくなりました。

おまけに本殿をでようと思っていたら、武藤さんが本殿の外から手を合わせているのを発見して、本殿の神様をさえぎり、つい「むとーさ~ん」と声をかけ、手を振ってしまいました。

武藤さん。せっかくの参拝なのに、わたしに手を合わせてしまう形になってしまってすみません。

最後にもおろおろしつつ、も、みなさまに見守られつつ熊手をようやく購入。さらにはやんわりと他の方から熊手商の方に、またお願いをしていただいてしいまい、わたしは三本締めをしていただく運びとなりました。

あ~あ。顔から火が出るかと思いました。
今年は熊手が2つになりました。
つい今しがたまで、1円のささやかな・・・とか言っていたのに、気がつけば2つ。その強欲さが恐ろしい。

初めてだとおろおろとされるかもしれませんが、と、二回目でもオロオロのわたしですが、これも、本やネットの情報だけでは得られない面白さ。商売繁盛とは言っていますが、普通のご家庭でも縁起モノですから購入してもまったく問題ありません。

来年は是非、お近くの酉の市に足を運ばれ、購入されると楽しいと思います。

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