BOOK! BOOK! SENDAI !!! [ひぐらし硯 日々のこと]
6月22日23日と貴重なお休みをいただき、仙台へ行ってまいりました。
お店ができてすぐわめぞ枠で参加させていただくことになり、楽しい仙台の2日間でした。昨年は震災のこともありご迷惑がかかるのも気になり見送りました。今回、二度目の仙台です。
この、こけしを写すのも二度目、心なしか、距離も縮まっております。
車組と新幹線組と分かれ、車組は商品を携え、金曜着。わたしは、土曜の朝に仙台に到着。すぐに会場へ、準備をして、イベント開始です。
会場は多くの方にお越しいただき、補充どころか傾いた棚の本を戻すのも一苦労という感じの状態で、本当に多くの方にお買い上げいただきました。なによりも、こうした反応を見ると、今まで背負っていた重い荷物も軽く感じ、身体も軽くなったような想いがします。
「BOOK! BOOK! SENDAI」は、この1日というわけではなく、6月の月の間に、さまざまな本のイベントをしています。わたし、ひぐらし文庫が参加しているのはSendai Book Market 内の一箱古本市など古本をメインとしたイベントですが、古本だけではなく、また、主催側の方々も、古本も扱う書店もあれば、新刊書店、作家の方などもいらっしゃる、本に関する仕事を持つ方々がみな、知恵と力を出しあって、仙台の街が、人と本でつながるイベントです。
Sendai Book Market のイベントの日あと、仙台主催者、関係者、わめぞチームなどを含めた、大きな打ち上げがありました。
仙台に降りるたび、その姿を見るだけで力がわいてくるような存在であるのが、「book cafe 火星の庭」の前野さんですが、次回のイベントから、ジュンク堂書店仙台ロフト店の佐藤純子さんが先頭に立ち取りまとめをしていくようです。
これで前野さんが表に出ないということにはいかないのでしょうけど、こうしたイベントは次の世代につなげられるというところまでいっているところは少ないですし、続けることが一番大事なことですから、次の世代、また次の世代へと続いていくことを願っています。
わたしもかつては大きな企業の中でいるひとでした。
企業の中にいる人がこうした外でのイベントに参加している場合は、やはり企業と個人、その使い分けは難しく、それは、書店で働く人にとって、参加したい、一緒に街の人と行動したいと思ってもなかなか一歩前に足を出すことができにくく、とても頭の痛い問題だと思います。
その力は自分のものであって自分のものではなく、ただ多くの人の目に入り、多くの人に気にかけてもらえることはありますから、その力を使ってより効果的に活動をする方がやりやすいのは確かです。
反面、その効果を知っている人は、作り手あっての自分であること、また、大きい舞台が用意されているということが大きく作用しているからであることを熟知しており、そのことで、少なからず抵抗を感してしまう書店員の方も多いと思います。
わたしは、自分でも無理だろうと思っていることを始め、本屋を始めました。少なくとも、3年以上前は今の自分は想像もしておりませんでした。今考えていることも理解しにくい行動と言われることもありますし、そういわれるのも当然であることもわかっています。
でも、無理絶対に無理、できっこない、と思っていたことを、この佐藤純子さんや、他、書店で働く方々が、まるで空を優雅に飛んでいる鳥のようにすいすいとこなしているのを見ていると、時折、自分の大きな決心というのは、たいして大きくもなく、たいしてすごいことでもなかったのだなと、軽く、目が覚めるようなことがあります。
わたしにできなかったことが、すんなりできる人がいる。
ちょっと悲しくもありますが、でも、本を取り巻く環境で「こうなればいい」という景色は一つではなく、それぞれに、別々の立場で素晴らしい景色を作っていき、その絵がつながればいいと思っています。
わたしができないことは多くありますが、ひとりひとり、ひとつひとつの絵を持ち寄れば、大きな景色になり、それが「世界」になるように思います。
それが、わたしの「わたしのようなお店が1000あれば」という考えです。
いつものように、楽しく、そして豊かな気持ちになり、大きい力をもらえたような仙台での2日間でした。
仙台の皆様、本当にありがとうございました。
お店ができてすぐわめぞ枠で参加させていただくことになり、楽しい仙台の2日間でした。昨年は震災のこともありご迷惑がかかるのも気になり見送りました。今回、二度目の仙台です。
この、こけしを写すのも二度目、心なしか、距離も縮まっております。
車組と新幹線組と分かれ、車組は商品を携え、金曜着。わたしは、土曜の朝に仙台に到着。すぐに会場へ、準備をして、イベント開始です。
会場は多くの方にお越しいただき、補充どころか傾いた棚の本を戻すのも一苦労という感じの状態で、本当に多くの方にお買い上げいただきました。なによりも、こうした反応を見ると、今まで背負っていた重い荷物も軽く感じ、身体も軽くなったような想いがします。
「BOOK! BOOK! SENDAI」は、この1日というわけではなく、6月の月の間に、さまざまな本のイベントをしています。わたし、ひぐらし文庫が参加しているのはSendai Book Market 内の一箱古本市など古本をメインとしたイベントですが、古本だけではなく、また、主催側の方々も、古本も扱う書店もあれば、新刊書店、作家の方などもいらっしゃる、本に関する仕事を持つ方々がみな、知恵と力を出しあって、仙台の街が、人と本でつながるイベントです。
Sendai Book Market のイベントの日あと、仙台主催者、関係者、わめぞチームなどを含めた、大きな打ち上げがありました。
仙台に降りるたび、その姿を見るだけで力がわいてくるような存在であるのが、「book cafe 火星の庭」の前野さんですが、次回のイベントから、ジュンク堂書店仙台ロフト店の佐藤純子さんが先頭に立ち取りまとめをしていくようです。
これで前野さんが表に出ないということにはいかないのでしょうけど、こうしたイベントは次の世代につなげられるというところまでいっているところは少ないですし、続けることが一番大事なことですから、次の世代、また次の世代へと続いていくことを願っています。
わたしもかつては大きな企業の中でいるひとでした。
企業の中にいる人がこうした外でのイベントに参加している場合は、やはり企業と個人、その使い分けは難しく、それは、書店で働く人にとって、参加したい、一緒に街の人と行動したいと思ってもなかなか一歩前に足を出すことができにくく、とても頭の痛い問題だと思います。
その力は自分のものであって自分のものではなく、ただ多くの人の目に入り、多くの人に気にかけてもらえることはありますから、その力を使ってより効果的に活動をする方がやりやすいのは確かです。
反面、その効果を知っている人は、作り手あっての自分であること、また、大きい舞台が用意されているということが大きく作用しているからであることを熟知しており、そのことで、少なからず抵抗を感してしまう書店員の方も多いと思います。
わたしは、自分でも無理だろうと思っていることを始め、本屋を始めました。少なくとも、3年以上前は今の自分は想像もしておりませんでした。今考えていることも理解しにくい行動と言われることもありますし、そういわれるのも当然であることもわかっています。
でも、無理絶対に無理、できっこない、と思っていたことを、この佐藤純子さんや、他、書店で働く方々が、まるで空を優雅に飛んでいる鳥のようにすいすいとこなしているのを見ていると、時折、自分の大きな決心というのは、たいして大きくもなく、たいしてすごいことでもなかったのだなと、軽く、目が覚めるようなことがあります。
わたしにできなかったことが、すんなりできる人がいる。
ちょっと悲しくもありますが、でも、本を取り巻く環境で「こうなればいい」という景色は一つではなく、それぞれに、別々の立場で素晴らしい景色を作っていき、その絵がつながればいいと思っています。
わたしができないことは多くありますが、ひとりひとり、ひとつひとつの絵を持ち寄れば、大きな景色になり、それが「世界」になるように思います。
それが、わたしの「わたしのようなお店が1000あれば」という考えです。
いつものように、楽しく、そして豊かな気持ちになり、大きい力をもらえたような仙台での2日間でした。
仙台の皆様、本当にありがとうございました。
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