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リトルプレス新着2冊入荷ご案内 [新着ごあんない(本)]

東京蚤の市も無事終わりまして、本当に、みなさまご来場誠にありがとうございました。会場でのことはまた後日ご報告いたします。お店をお休みするのも気が引けるという感じでおりましたが、正直、参加してよかったと、会場にお越しいただきました皆様の表情を見て、強く思いました。

さて、リトルプレス新着2冊入荷のご案内です。

本当は、もう5月の最初の頃からご紹介もちらほらとしておりましたが、やっと、きちんとご案内できます。
『別冊少女パルチザン』は、これが創刊号です。方向は文科系女子の人間革命雑誌…と言っても、ちょっとわかりにくいでしょうか。ぶちゃけると、映画は「かもめ食堂」だけじゃないぞ。という感じです。否定じゃないけど、物足りない感、感極まって、な。随所に、練った感じのコメントが面白く、雑誌の「ブロス」や「SPA」が好きな人は、読んで楽しいと思います。・・・ただ、この本に心奪われる文科系女子はやや何かを「こじらせて」いるかとは。

そんなこじれを自分で感じている人は、是非、一読を。

次は、アート系リトルプレスです。

「Per.mur.」は大村タイシさんのイラストと中性子さんのテキストで構成された冊子です。こうしたドローイング(デッサン・絵)というのは、わりと第一印象が大事だと思っています。

どこにでもある、でも、どこにでもないと感じるという絵。それは凝視しては難しく、一瞬で見る感情を大事にする作業で、その時間感覚は、今の時代には、体感的に合う観賞方法なのかもしれません。

このタイシさんのイラストを最初目にしたとき、どこか、命というか、脈というか、鼓動というか、心臓の音が聞こえました。水を飲むのどの音とか。そうした、命を感じる音が見えました。命を感じる音が見えるというのも、どことなく変な表現ですが、そうした自由に赴くままの気持ちを言葉にする楽しみを与えてくれる、そんなきっかけになるのが、どこにでもある、でも、どこにでもない絵のような気がします。

反射神経のような感覚をいつも持っていたいなぁと思っています。
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5月26~27日東京蚤の市に参加いたします。 [店舗情報]

看板2.pngなにからなにまでなにをするにもひとりっきりでやらなきゃならないひぐらし文庫ですので、ギリギリまで迷いつつ、出店することを決めました。

そう言えば、あんまりギリギリまで考え過ぎで営業カレンダーもそのままでした。

あらためて、訂正も含めご報告をさせていただきます。

このたび手紙社さん主催の第1回東京蚤の市に出店することにしました。

東京蚤の市 
5月26日(土)27日(日) 

時間:11:00 ~ 17:00

開催場所:東京オーヴァル京王閣 東京都調布市多摩川4-31-1

ということで、土日祝日と営業のみというスケジュールにしたばかりなのですが、
この2日間は店舗をお休みさせていただきます。
今後も、イベントでの販売をできる限りお引き受けして、なかなか本屋さんに行く時間がない方々に、少しでも機会を、そして楽しんでもらえるよう、やっていきたいと思っております。

なにとぞご了承くださいませ。

なお、

今週、5月20日はみちくさ市・手創り市。同時開催です。[晴れ]

もちろん、20日(日)はひぐらし文庫も営業します。
11:00~18:00

どうぞよろしくお願いいたします。
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のんべえ春秋 [新着ごあんない(本)]

CIMG6005.JPG木村さんの文章は、すっと人の目を逸らして話すような感じのするところがある。それは照れなのか。でもその気持ちは、どうしても言い表したいという滝のような思いを必死でせき止めているような気がしていて、ややもして箍が外れると、それはとめどもなくなってしまうのかもしれないと、勝手に思いめぐらしたりもする。

だからなのだろうか。ご自分で編集されている木村半次郎商店の本はとてもバランス良く仕上がっている。

今回は、盛岡の雑誌「てくり」編集部木村敦子さんの装丁もくわわって、とってもよい匂いのする本になっています。それは、煮物のような、なにかおいしいものの湯気の匂い。

それに、フォントの力がわかる本でした。

CIMG5996.JPGCIMG5997.JPGCIMG5998.JPGわたしはそれほど呑めるわけではありませんのでわからないのですが、お酒が好きな人は、ひとりでも呑みたくなるようです。で、勝手に想像しますが、カウンターでゆっくり呑むってことができるのは上級者ではないかな?と思うわけです。男でも女でも。それに、本読んで呑む人もいらっしゃるようです。コレ、喫茶店の利用に限りなく近い。

お酒を珈琲やお茶のように身近に感じるひとのため、手になじむ新書サイズの大きさ、片手でめくれるような軽く指にかかる紙質と、そして、昔の岩波文庫くらいの文字の大きさです。文字の種類をわずかに変え、落語のような会話の切り替えしのようにしてみたり、ちょっとある部分で目を休められるようにしてみたりして、大掛かりにはっきりと変えるわけではなく、読む人の浅い呼吸に合わせるように、巧みに誘導しています。

喫茶だとやっぱり、読むぞ!とばかりに、どかんと厚めでも時にはよいのでしょうけど、お酒にはつまみという「相棒」もいるわけで、結果そのサイズになるのかもしれません。酒飲みのための本はほどよい距離感のある本でなければならないのです。

この本を触った時の「なじみ感」は、「のんべえ」でなければ、わからない「しっくり」なのではないでしょうか。そんなのんべえになれずに、もったいない気もしてきます。


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MOMOcafe' PAPER MAGAZINE [新着ごあんない(本)]

どーしてもやりたいってことがつまってる
そんな感じのzineです。


MOMOcafe' PAPER MAGAZINE 01を以前ご案内していましたが、02、03と入荷です。

またもや、わ~っという感じの元気のいい声が聞こえてきそうな感じの誌面。

CIMG5975_copy.jpgCIMG5978.JPGこちらは02です。ポストカードやら、イラスト紙、ミニミニ冊子がついていたり。ボリュームありの2号目です。

以前、卒業制作発表会におじゃましたことがありますが、その中には「本作り」というような教室もあり、世の中でたった1冊の製本作品の展示をしていました。いわゆる自主制作なのですが、スクラップブックのようなものがあったり、綴じ方もみなそれぞれで、たった1冊しかない本を作るからこそ、なにも縛られることのない自由な発想から来る本が多く展示されていました。

そう、02、03を見て、思いだしました。

CIMG5981.JPGこちらが03です。別途印刷して貼り紙しています。他のページにも、写真印刷がつぶれてしまったりしている部分に、同じ写真の貼り込みが。一見、印刷失敗しちゃったのかな?と思ったりしますが、それを乗り越えるくらいのパワーとガッツを感じます。これくらいの強いハートがなきゃ。

執筆陣はほとんど変わりないのですが、生徒さんや元生徒さんの数の多さに、あらためて10年の年月を感じます。卒業制作の時も、面白いお話を作ったりユニークな絵を描くなぁと見ておりましたが、連載の、川名沙羅さんのダイエット。成功を祈っています。
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わめぞイベントのお知らせ。と。 [店舗情報]

titleimg.gif2012年5月20日(日)
第15回 鬼子母神通り みちくさ市 ~商店街が、一日だけの古本街~

2012年6月9日(土)~10日(日)
第3回 鬼子母神通り 外市~街かどの古本縁日!
【ゲスト】古本屋ツアー・イン・ジャパンさん

2012年6月23日(土) 
Book! Book! Sendai Sendai Book Market 2012

当店は参加しておりませんが、わめぞ名で出店です。初参加。

2012年6月2日(土
モリブロ2012 一箱古本市 in 桜山

以上、わめぞ関連のイベントです。
まだまだ、お知らせがありますが、この辺で。

先日活版凸凹フェスタに行ってまいりました。


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西荻茶散歩トークショー他催事出張販売のお知らせ。 [店舗情報]

nishiogi.png

昨年から始まった、西荻茶散歩というイベントが今年も6月6、7日と開催されます。その2日間、2つのイベントに参加させていただきます。

2012年6月2日(土)

「わたしとお店とその日常  女性店主トーク」

蟲文庫/田中美穂
ひぐらし文庫/原田真弓

会場:こけし屋別館2階
開場 17:30/開演 18:00
料金:1500円
定員:100名
要予約[mail to]

古本屋さんの大先輩、蟲文庫さんの胸を借り、お話を伺おうかと思っております。わたしも聞きたいことだらけです。もし、よろしければ、ご予約とともにみなさまもお伺いしたい内容などございましたら、事前に質問なども受け付けているようですので、ぜひ、ご参加くださいませ。


と、もうひとつは、西荻にあります盛林堂さんのお店をひと棚分ほどお借りして、臨時に出店させていただきます。

『西荻街角ミニミニふるほん市@盛林堂』

聖智文庫 (神奈川・藤沢 )
古書善行堂(京都)
林哲夫 (京都)
蟲文庫 (岡山県倉敷)
ひぐらし文庫 (東京・雑司ヶ谷)
古書あやかしや (広島・ネット古書店)
・アカミミ古書店 (東京・ネット古書店)

盛林堂さんにお伺いしたところ、普段ふらっと立ち寄ることができない西のお店を中心にご依頼したとのこと。蟲さんは別として、わたしの場合はトークショー参加ということで、なんとなくもぐりこんでの参加となりました。並んでいる本でお店の雰囲気もうかがわれ、西に向かう際のお出かけポイントになりそうです。

この機会にぜひお立ち寄りくださいませ。

いやはや。なによりも、西荻茶散歩のマップを拝見させていただきますと、参加店舗、かなりの範囲にわたります。マップを手にして、2日間まわりきれなかったお店にいくのも、事前にチェックするのもまたよいかもしれません。
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営業日変更のお知らせ [ひぐらし文庫のこと]

営業日が変わります。


看板2.png


1月の終わりごろから、製本と印刷を実地で学びながら仕事をしてみたいと、準備を進めておりました。

今までの本屋さんは、本に何が書いてあるのかが一番大事でした。今でもそれは変わりません。面白いもの、ためになるもの、悲しいもの、楽しいもの、それぞれの書いてある中身を分け、その中で組み合わせていきます。それぞれの内容を求めている人に、どうしたら見つけてもらえるのか、どうしたら新しい出会いを作れるか、新しい本が来るたび、毎日のことになりますが、その組み合わせを続けていきます。

終わることはありません。
そして、この作業は変わることはありません。

ただ、これからはさらにもう一つ、ご案内することが必要になってくるかと思います。それは今までのものが2次元だとしたら3次元のように、ご案内する方法も変わっていくことになると思います。

そのためには、どうしてもお客様に正確にわかりやすく、なによりも「求めている人」の側に立った目線で、中身と外側が一体になっての本を伝えられるようになりたいと思いました。

ずっとその準備をしてまいましたが、なかなか先が決まらず、先が決まらぬままお店を続けていては、お店の状態も決してお見せできるようなものにはならず、かえってお客様のためになりません。営業日を限定し、次の段階に進む準備をより整えることにいたしました。

通販業務は今まで通り、また、さらに更新し、より楽しめるようにさせていただきます。
店舗は、土日、祝日営業をし、みちくさ市、手創り市の際には、今まで通りに営業させていただきます。
実店舗がお休みである分、出張販売の機会があれば、できる限り参加させていただければと思います。

通販業務は通常営業しております。作業は店舗で行っておりますので、お立ち寄りの際にはお気軽のお声かけくださいませ。

大変ご迷惑おかけいたしますが、なにとぞ、ご了承くださいませ。
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