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書店員は二度舌打ちをする。 [ひぐらし硯 本のこと]

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書店で嫌なものチャンピオンは、穴のあいた本です。

入荷すると、絶対に、いや100%、十中八九・・・ってみんな同じ意味でした、書店員は舌打ちするのです。それも二度。確実に言えますが、棚に入れて、平台に置いて、ものの数分でその穴のどこかが破れるか折れます。運よく売れたとして、追加する。時間の経過とともに入荷の時点で折れるものがやってきます。バックヤードで「っち」とライターに火を付けたような音がします。大概舌打ちです。

難アリ装丁は増刷時に変更することが多くあります。でも装丁のデザイナーさんや作家さんがNGであれば、そのままに。この本は確かかなりの増刷まで穴あきでした。巡ってくるものは結構折れがあり、その度また・・・「っち」という音が・・・。でも、穴なしよりも穴ありの装丁のほうが魅力があるからしょうがない。

初版で折れナシは奇跡です。

小さなお店とはいえ、やはり危険・・・透明カバーをかけて棚に。

そういう裏の話は山ほどあります。
本は中身だけじゃなく、本の周りにはさまざまな物語があって、そこにも価値が生まれます。
不思議ですね。

(在庫は1冊のみですので、売り切れの場合はご了承くださいませ)
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