「曇天画」

前回に続きの話になります。自分で決めたことなれど、「曇天画」に行ったという他の方やご来店のお客様からお話を聞くにつけ、失敗してしまったと思っていました。そんながっかりなことを察知したのか、武藤さんから、ポポタムをちょっとだけ遅くなら開けておくと連絡が。それを耳にした旅猫雑貨店さんからも「一緒に」との声がかかり、見に行くことになりました。

◎武藤良子個展「曇天画」

2010年6月30日（水）~7月11日（日）
会場：目白・ブックギャラリーポポタム
171-0021　東京都豊島区西池袋2-15-17
営業時間：12～19時　休業日：7月4日・5日　
電話[phone]

実は初来ポポ（ポポタムに来店することを「来ポポ」と言います）で、二度ほど行ったことはあってもいつもお休み。調べればいいという話なんですが、いつも、思い立ち足を向けるという距離だったもので。

撮影禁止なのですが、特別に掲載用に許可をもらいました。

と、話は戻り、初来ポポなのですが、扉を開けて入ったときに、古い本の匂いがしました。ちょっと図書館の匂いにも似ています。とってもいいにおい。

額装されているのはほとんどなくて、画板に絵がのっていました。夕焼けだったり、小雨だったり、個展のタイトルは「曇天画」ですが、雨上がりなのか光が差しているような空もあります。鈍色とのコントラストが印象的に見えました。

それにしても、ひさしぶりに画板をみたようなと思うくらい目を引くものでしたが、よくよく考えれば空はもともと枠などないし、額装で区切った状態で見るのは人間の都合のようなもので、空は空なのだと思ったら、不思議じゃないなぁと思いました。

行けてよかったです。ありがとう。むとーさん。

7月11日まで開催です。