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『劇団☆新感線30年』 [新着ごあんない(本)]

最近、ぼこっとしているの流行?

CIMG1752.JPG


ってこともないのでしょうけど、精一杯の記念な感じで好印象です。
内容も記念という感じで盛りだくさん。なんか色もぴったりしています。
(写真にするとこの色、映りが難しいけど)

『劇団☆新感線30年 サムライたちの軌跡』 朝日新聞出版 (¥1500)

刊行はAERAMOOKから。
意外でした。

と、ここで、「ムックってなに?」という人多いと思います。
「なんで?本は本じゃん!」と言われたら、普通に納得しちゃいます。

でも、このムック。
この意味は結構大きい意味だったりもします。

ムックっていうものは、本の流通に関わっている人だけの通り名のようなもので、おそらくいまだにムックというものが、どういう仕組みでムックと呼ばれているかなんて、わからない人のほうが多いと思います。初耳の方に一言で申し上げますと、「雑誌のルートを使って売る書籍」ということです。
って、これもわかりにくいですね。

書店のほとんどは本を預かって売っているのですが、雑誌は返品期限がありますので、それ以降になると返品ができません。とっても厳しく守られ(守らされ)ています。一方、書籍は3ヶ月の節目はありますが、継続して売るという目的がありますので、それほど厳守されていません。その代わりといってはなんですが、雑誌はあらゆる日本の隅々に配られるようにできています。

とここまで説明して、どうしてそんなにめんどくさいことになるの?というのが、
みなさんが思い浮かぶ疑問かと思います。
どうして「ムック」じゃなきゃならないのか?理由は2つ。

〇全国隅々まで流せるほどの売れるもの(力)である、もしくは、そう思っている。
〇時間経過により、情報が劣化してしまう恐れがあるが、雑誌ほどの速さではない。

ムックになると編集の方法も若干変化し、書籍よりも「今」を意識できるし、雑誌のように多くの人が手に取るチャンスを得られることができるわけです。一度刷っておしまいということもありますが、売れるとロングで販売できるのも、いいところ。そうです。案外ムックって、読む人にも嬉しい存在なんですね。

でも、なかなかこのムックってやつは、存在があいまいなために品切れしちゃったり、通常の補充方法では目に届きにくいので、書店で切れちゃう(というか、切らされちゃう?とか)んです。

若い世代の・・・といわれて30年ですよ。劇団☆新感線。それも驚き。
で、ムック。なんか、すそのが広がっているのだと感じました。

補足ですが。

年数を経ても売れていると、ムックから書籍になったりすることもあります。作りなおしたりして。
でも、ムックで出たときの「勢い」とは違って、若干温度が低めでおしとやかになったりします。
「熱いうちに」と思うのなら、今だと思います。

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4560070512

浅生ハルミンさんの新作『猫の目散歩』
お問い合わせが多く、ちょっと多めに仕入れました。

入口の一番いいところにご用意できました!

これも「ぼこっ」としています~
by 4560070512 (2010-03-17 16:46) 

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