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オレ流古本市の愉しみ方 [猫と自転車(他・情報)]

今日は、穴八幡宮の古書市に行ってきました。

正式には、「第25回早稲田青空古本祭」という名称で、会場の穴八幡宮は、東西線早稲田駅に降りてすぐのところにあります。

入口付近は芝生もあり、ちょうどお昼頃に向かったら、近くの早稲田の学生さんでしょうか、そんな感じの年齢の方々がまったりと購入した古書を読んでおりました。なんとのどかな午後。思えば学生時代、わたしもそれに似たような感じの一日を送っていたことをすっかりと忘れておりました。

ここからは、わたしなりの古本市の愉しみ方なので、あまり参考にはならないかもしれません。

ということで、
ドラゴンズ優勝(今はファーストステージというらしいですね)記念「オレ流」古本市の愉しみ方を。

CIMG3835.JPG高校の時に「ライ麦畑でつかまえて」を読んで以来、ハードカバーだったり、Uブックスになったときも、形を変えて出版されたときには必ず購入していました。

そうして集めていくうちに、ふと気づきました。

同じ野崎訳でも、版が変わったら、どうも翻訳の一部が変わっているようだと。

大きく訂正する場合の「版」と、誤植程度のものを直す場合の「刷」、そんな違いもわからないどころか、世の中のしくみさえ理解できない年頃なのだから、それがどうしてなのかわかるはずもなく、古本屋さんで何度か本を発見して、初めて気がついたのでした。

版だけじゃなく刷の場合も、わずかながら直している場合も多いわけで、もしかして、当事者(著者か出版社)に教えてもらった方が早いのかもしれませんが、版違いを探して、前に購入した本とで、「まちがいさがし」のように本を読んで探すのが楽しみになりました。原本に対して、ひとりの翻訳者が時代を経てどう向き合っているのかというのが、わかってきます。

20年以上は探しています。ずっとではなく、古書市や古本屋さんに立ち寄る時に探すので、正味時間はとても短いものです。手に入ったとしてもとってもお手頃な価格です。

他の翻訳者も持っていますが、繁尾訳は未だに持っていません。

初めて繁尾久のサリンジャーものをみました。この秋の収穫でした。

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