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『みやぎ手仕事めぐり』 [新着ごあんない(本)]

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『みやぎ手仕事めぐり』 荒蝦夷 ¥525(税込)[本]

宮城から楽しい本が届きました。

この本、ジュンク堂仙台ロフト店で開催されているフェアと合わせて刊行されました。本の情報を耳にしてすぐにお声かけしました。

というのも、BOOK! BOOK! Sendaiに参加した道すがらで、宮城の工芸品に触れ、素朴さのなかに、やはり古都仙台ならではの洗練された印象が強く残っていたからでした。

もともとは、野添憲治著 『聞き書き知られざる東北の技』(荒蝦夷)に登場する方々をベースにしているようです。初心者であるわたしには、きっと、その本を読む前の案内として、もちろん宮城の工芸品案内としても、とってもいい本なんじゃないかと思ったのでした。

読んでいくと、同じくらいの年齢や性別からか、とても肌になじむような感じでよめました。最後にほのぼのするようなオチもあったりで、旅先の「わいわい感」も伝わる楽しげな本でした。でも、当然なのですが、宮城以外の人に、この本の面白さをより伝えるには、ただ置くだけでは伝わりにくいかもしれないと思いました。

ひとえに、紹介された工芸品たちを思い浮かべるには、もともとのモノを持っていなさすぎるからなのですが、でも、きっと読んだら興味がわくはずで、その次へと進むお手伝いがでれば、と、思い、荒蝦夷さんにはご無理言いまして、工芸品の写真をいただきました。

どんなものにも写真や絵や動画が必要かと言われたら「一見にしかず」とも言いますし、あったらいいかもしれません。でも、ひと目見てしまうことですべてが終わってしまい、心の目が閉ざされてしまうことがあるように思います。アニメ化や映画化になっての「がっかり」は、まさに、それじゃないかと思っています。

どんな風か想像するのも本の楽しさの大切なところなので躊躇しましたが、工芸品を見て、文章を読んで、またその間に面白い空間が生まれそうな気がしていたのでした。

簡単な説明をしただけなので、荒蝦夷さんに伝わっているかどうか、少し心配でした。もしかして、工芸品を作っている様子とかそういう写真では、その文章と画像のキャッチボールがしにくいな~と感じていました。今まで、出版社の方とのやりとりの中で、そうしたすれ違いは多々あります。

でも、思った通りの、画像をいただき、嬉しくなりました。
わたしのときだけじゃなく、作っているときにもあっただろう、バスっとしたキャッチボールから生まれた幸せな本です。

荒蝦夷さん、本当にありがとうございました。

店内にその写真を展示し、ご来店していただいた方には思い出しながら読んでいただくと嬉しいです。



と、いうことで、ここから先は、読んだあとでご覧下さい。(写真提供:荒蝦夷)


岩出山しの竹細工_copy.jpg【岩出山出しの竹細工】 大崎市竹工芸館 千葉文夫







作並こけし1.JPG【作並こけし】 平賀こけし店 平賀輝幸







仙台御筆1.JPG【仙台御筆】 (せんだいおふで) 松泉堂 大友伸一







仙台堆朱1.JPG【仙台堆朱】 (せんだいつしゅ) 仙臺堆朱製作所 南一徳
(写真は「かんざし」です)






仙臺てぬぐい1.JPG【仙臺てぬぐい】名取屋染工場 佐々木民子







玉虫塗1.JPG【玉虫塗】 東北工芸 佐浦康洋







堤人形1.JPG【堤人形】 つつみのおひなっこや 佐藤明彦







堤焼1.JPG【堤焼】 堤焼乾馬窯(つつみやきけんばがま) 針生和馬







松川だるま1.JPG【松川だるま】 本郷だるま屋 本郷尚子







若柳地織1.JPG【若柳地織】千葉孝機業場 千葉孝順 
(写真は保険証・診察券入れ)


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