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八画文化会館 創刊号 入荷のお知らせ [新着ごあんない(本)]

八画文化会館が出ることを、どのような経緯か定かではないものの、なぜか事前に知ったおかげで出たらお願いしようとおもっていたら、遅くなってしまいました。

「なぜですか?なぜうちの本が!」

入荷時に来ていただいた編集長の石川さんは、一言、店内を見てそういいました。
そうとおもわれても仕方のないかもしれません。CIMG5587.JPGCIMG5589.JPG

ハンドメイドのかわいいものたちを目の前に、きっと終末観光のアレやコレと同居はいささか、どういうこっちゃという感じはぬぐえないことでしょう。ただただ、ノーリターンなモンローとアンニュイな日本兵。CIMG5588.JPGすてきなことをすてきだと無邪気に笑える心が好きだという歌詞があったように思いますが、あまりにも「すてき」のストライクゾーンがきわどすぎ、審判にさえ「ここはビデオ判定でお願いします」と言われかねない、モノの数々。

やっちゃった感が映画「マトリックス」の銃弾のように幾重にも飛んできて、よけきるのに大変です。

先に納品の石川さんは元書店員の方で、彼女の作った売り場の一コーナーは壮絶とも言えるものでした。実際棚を見ていると、いづれこのような本が生まれるであろう予感はしておりました。この本の感じ、総合的ともうしますか、冊子のたたずまい?ともいうか、このデザイン、色味、投げかけられている内容も、あの棚の雰囲気なのです。人知れず、納得だなと、ページをめくりながら感じておりました。「あとがき」を読んでいたら、なんと、八画出版部とは梁山泊のようではないか!と、むしろそちらの方に驚きです。

廃墟の魅力を語るのもおこがましく、また語るべきものももっておりませんが、ただ予感としては、廃墟を愛でるのにも、〇〇鉄(テツ)というような枝葉がこれからは生まれるのでは?と思ったりしています。「八画文化会館」はその総合誌?という感じもあり、なんとも充実の1冊で、その充実さが誠実さゆえのものであれば1年に1度だけの刊行にしました。というのも、うなずけます。さびれあり、宿あり、パクリあり、グロあり、エロあり。なんでも来いとばかりに、勢いあまり、いきり余って、ヘビまで食います!! しかも最初のページで! です。のっけからのなんじゃその意気込みはとおののきつつ・・・・思って雑誌を閉じれば。

恥ずかしいことではありません。の文字。ん~。
「でもやるんだよ」ですね。

CIMG5584.JPG



前述の石川さんですが、その問いかけのあと、店内の平野太呂さんの「POOL」や都築さんのアスペクトのシリーズ[本]を見て、安心されておりました。

めでたしめでたし。・・・・でもないかしら。
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八画文化会館 イシカワ

わーい!
ご丁寧な紹介文、ありがとうございます!
お誉めにあずかり、超光栄です!
ちょっと旅に出るので、帰ってきたら
速攻うちのブログでも紹介させていただきます!


by 八画文化会館 イシカワ (2011-10-06 13:16) 

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